細長い口のデザインでお花をまとまる
吹きガラスのフラワーベース「Horizon Vase」

オーストラリア・メルボルンのデザイナー Chris Connellは、新作のフラワーベースコレクション「Horizon Vase」を手がけた。見た目に美しく、機能性も備えた吹きガラスのフラワーベースで、花を飾るときによくある難点も解決してくれるそうだ。

たとえば花を生けるとき、たいていのフラワーベースは大きくて丸い口をしている。そのせいで、花が傾いたり、ばらばらと広がったりしてしまうのだ。見た目を完璧にしようとすれば、たくさんの花を生けなくてはならなくなるだろう。

そこで、Horizon Vaseでは、形状を上に向かって細くし、つまんだように平たくすることで、細長い口ができあがった。これにより、花を分けて色づかいをまとめ、見た目のインパクトを作り出すことができる。さらに、土台も大きくなり、安定感が増している。

スモーキーグレー、ペールアンバー、ダークレッドといった落ち着いたカラーにすることで、主役となる花を引き立たせることができる。

オーガニックな形状で、ひとつひとつ微妙に異なるという。また、下部はエッチングを施すことで光をやわらかく拡散させ、水の変色や落ちた花びらも目立たないようになっている。

「Horizon」という名前は、植物にも花と茎があるように、エッチングした下部と透明な上部のラインを示している。End