NEWS | 建築
2020.06.03 16:40
オーストラリア・メルボルンの建築スタジオ Studio Edwardsは、素晴らしい自然とアウトドア生活が楽しめる、小型のカスタム・トレーラーハウス「Base Cabin」をデザインした。
よくあるような箱型のトレーラーハウスとはちがい、Aフレームのキャビンからインスピレーションを得た新鮮なデザインを採用。
Aフレームは構造として効率がよく、従来のポータルフレームの建物よりも使用する材料が少ないのが特徴だ。
エクステリアは周囲になじむように黒いラバーで覆うなど、落ち着いたものとした。一方、インテリアについては、 Aフレームの屋根の下を居心地の良いベッドスペースとし、三角形の窓からは外の景色を眺めることができる。
中央にはトイレ・シャワー用ポッドがあり、頭上には天窓を設置。その裏側に取り付けられたシンクと小さなカウンターは、窓棚や開閉可能な大きなガラス張りのファサードのあるキッチンとして機能するそうだ。
景観のなかでの存在感を極力抑え、機動性もよくて位置を変えるのも簡単だという。また、インテリアには天然素材を使用することで、暖かくて居心地の良い、手触り感のある空間が実現。
戸建て住宅よりも費用対効果の高く、スモールスペース・スモールライフを実践できるユニークなデザイン。サステナビリティや限りある資源についての意識を高めることもできるそうだ。