フランスデザイン集団「5•5」がデザインする路面標示
パリ市民のソーシャル・ディスタンスを守りながら人々を励ます

フランスのデザイン集団「5•5」は、人々がパリ市内で安心して歩けるように、ソーシャル・ディスタンスのための路面標示をデザインした。

新型コロナウイルスの感染拡大により、不安な気持ちを抱いたまま通りを歩く人も多いはずだ。そこで、鮮やかなホワイトやブルーを使った標示を路面に描くことで、ソーシャル・ディスタンスを守りながら通りを安全に歩くことを促している。

シンプルな波形の標示で、海に浮かぶ帆船をあしらったパリ市の紋章、そしてパリのシンボルであるセーヌ川からヒントにしたそうだ。ちなみにこの紋章には「Fluctuat nec mergitur」(たゆたえども沈まず)と書かれており、パンデミックに対して人々を勇気づける意味も含まれているのかもしれない。

また、1mの間隔を取るためだけでなく、歓迎(Bienvenue)の意を表したり、買い物の列を誘導したりするためにも使われている。

5•5は、「私たちは詩的なタッチを含んだ親しみのある標示をデザインしたかったのです」と語っている。End