NEWS | 工芸
2020.05.28 15:00
クラウドファンディングサイト Makuakeでは、全国各地の窯元がプロジェクトへのサポーターを募る「オンライン陶器市2020」が行われている。
山口萩焼ヤマトズギャラリー代表の陶芸作家・大和猛は、山口県の窯元からはじめての参加者として、プロジェクトページを2020年5月26日(火)に公開した。
今回出品するのは、Carbon patternの萩焼。ガラスでは定番となっている技法だが、これまで陶器では使われていなかったそうで、マグカップ、タンブラー、SAKE CUPを用意している。
工程としては、一度黒釉を施釉し、本焼成にかけたあと、マスキングテープを一枚ずつ慎重に貼り、サンドブラストを使ってマスキングのない部分の釉薬を薄皮一枚分削り落としていく、という手間をかけた作業が必要。
この結果、釉薬はガラス質なので、サンドブラストをかけた部分はキズが入って失透し、艶のある部分とマット調になる部分が生まれ、シックでスタイリッシュな模様ができあがるそうだ。