大口進也が手がけた美術館や商業施設でも
簡単に照明の角度を調整できるスマートスポットライト「SALIOT MS-V7」

インダストリアルデザイナー 大口進也がデザインを手がけた、スマートスポットライト「SALIOT MS-V7」がミネベアミツミから登場した。

美術館や商業施設など天井が高い施設では、大きな脚立を使って照明の角度調整を行うのが一般的だ。そのため、照射角度の変更には多くの労力と時間を使うことになる。

そこで、「SALIOT MS-V7」はモーターやセンサーを内蔵し、6.5度の挟角配光を実現。スマートフォンのアプリを使うことで、地上からかんたんに角度を変えることができる。

また、赤外線マーカーを使ってピンポイントで角度の調整ができ、マーカーを持っている人をつねに追尾する機能も搭載。ミネベアミツミが持つ技術を結集した、小型の新しいスマートスポットライトとなっている。

デザインを進めていく中で、電源部分とライト部分がひとかたまりで一体感のある造形がいいのではないかと考えたと大口は語る。余計な部品がなく、すべての形状に意味があるデザインを目指し、照明部分をモーターで駆動させることで、回転したあとでも崩れることがないものとした。

コード類はすべて内側を通すことで、とてもすっきりした見た目を実現。円筒から飛び出した部分にモーターと各種センサーを配置したことにより、その独特な形状ができあがった。

また、この照明は暗い室内で使われることが多いので、アプリのベースは黒にし、暗闇で使用しても眩しくないように配慮。各種調整するボタンにビビッドな色にして、見やすく直感的に使えるようにしている。ユーザーの好みによって、バーを使った直感的な調節や、数値入力をして細かな調節も可能となっている。End