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2020.05.26 13:30
IoTを活用した農業を推進するグリーンリバーホールディングスの傘下で、独自の縦型水耕栽培システムを展開する農業ベンチャー「グリーンラボ」は、障がい者生活・就労支援施設向けに低価格で移設可能な簡易植物工場キット「VEGGIE – 2.0(ベジー2)」を開発した。
農業に対する知識不足、場所が限定される、場所に伴い人数が限定されるなど、農業における生活困窮者支援と障がい者の社会参加の課題は似ている部分が多いそうだ。
そこで開発されたVEGGIE – 2.0は、キャスター付きで設置場所の移動が可能(仮設型)な簡易型植物工場キット。タワーと同様に、LEDパネルを縦に配置して植物を栽培する仕様で、大掛かりな工事を必要としないため、容易に設置でき、栽培を始めることが可能だ。
必要面積が1セットで24平方メートルと非常にコンパクト。これまでの植物工場のような面積を占有することはなく、水耕栽培の基礎を経験し実績を積むことができる。
また、移設や規模の変更(増設等)ができるため、就労者の受け入れ人数の変更にも対応可能なシステムとなっている。価格は240万円から(LED照明含む)と、低価格を実現している。