NEWS | 建築
2020.05.25 16:00
有井淳生と入江可子によるアリイイリエアーキテクツは、「清光社 埼玉支店」の設計を手がけた。
クライアントは機械部品を扱う専門商社で、敷地は北関東を走る国道17号沿いのロードサイドに立地する倉庫兼オフィスである。1階の倉庫はフォークリフトが動けるように高さのある天井を設け、2階後方をオフィスとした。
ゾーニングに合わせて切妻を半分に分割するように柱を設け、さらに登り梁の応力を軽減し、流通材の長さに合わせて分割するように、方杖を入れている。
この方杖によってできた空間はひし形の断面とすることで、倉庫とオフィスから自律した第三の空間として、天窓から自然光をふんだんに取り込みつつ、温熱環境としての快適さも提供。なおかつ、幾何学的な強さを持った構造となっている。