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2020.05.22 14:15
Googleは、Appleと共同で開発した「Exposure Notification API」の提供を2020年5月21日(木)より開始した。Exposure Notificationは、「濃厚接触の可能性を検出するシステム」のこと。デジタル技術を活用して、プライバシーを保護しながらウイルスへの暴露の可能性を知らせる仕組みだ。
公衆衛生機関は、感染症拡大時の効果的な対策のひとつとして、濃厚接触者を追跡調査する「コンタクト トレーシング」を用いる。これにより、公衆衛生機関は感染者と接触した可能性のある人に連絡し、検査・治療・助言を提供することができる。
そして、このExposure Notificationを通じた迅速な通知によって、無症状で拡散する可能性のあるウイルスの感染拡大を遅らせることが可能となる。
今回は、AndroidとiOS において、公衆衛生機関が開発するアプリがより正確で確実に、効果的に機能するようにサポートする。
このAPI技術は、端末の位置情報を収集・利用しないだけでなく、ユーザーはExposure Notificationの機能を有効/無効を選択することも可能。新型コロナウイルス感染症に罹患した人が、公衆衛生機関が提供するアプリで陽性の診断を報告するかどうかも、ユーザー次第となっている。