NASA、最大の宇宙望遠鏡を折りたたんで打ち上げる!?
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡をロケットに格納、最終試験へ

▲Credits:ArianeSpace.com

NASAなどが開発する赤外線観測用宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が、折りたたまれてペイロードに搭載される様子が公開された。2021年打ち上げ予定のロケット「アリアン5」(Ariane 5)に積み込まれるのと同じ要領で格納されたそうだ。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、NASAにとって最大かつもっとも複雑な宇宙望遠鏡だそうで、展開したままではロケットに積み込めないので、折りたたんでコンパクトにして打ち上げられることになる。

▲Image credit:Northrop Grumman

テストチームは、この宇宙望遠鏡を構成するすべてのハードウェアとソフトウェアがそれぞれ機能するだけでなく、完全な観測機能を発揮することを確認しなければならない。17.8フィート(約5.4m)のペイロードに収まるように折りたたまれ、なおかつロケットに搭載されるという厳しい環境に耐える必要がある。

▲Credits:NASA Goddard

組み立て自体はすでに成功しており、打ち上げ時と同じように折りたたんで収納し、音響や振動といった最終的な環境試験を行う予定。また、一連の試験が終われば、打ち上げ前準備として、もう一度望遠鏡を展開することにしている。End