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2020.05.20 15:45
千葉県・佐倉市の教育委員会は、新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言の延長により市内小中学校の休校や公共施設の休館が続くなか、自宅でも社会科見学が楽しめるコンテンツとして、同市内にある旧大名邸宅「旧堀田邸」をVRで公開した。
旧堀田邸は、最後の佐倉藩主・堀田正倫(ほったまさとも)が1890年(明治23年)に旧領の佐倉に建てた邸宅。現存する明治時代の旧大名家による和風住宅は珍しく、2006年には住居部5棟(玄関棟・座敷棟・居間棟・書斎棟・湯殿)と門番所・土蔵の計7棟が国の重要文化財に指定。庭園も2015年に国の名勝にも指定されている。
公開された「旧堀田邸VR」はパソコンやスマートフォンから2020年12月31日(木)まで期間限定で無料閲覧が可能。一般社団法人 VR革新機構が協力した3Dビュー+VR映像により、邸宅内を思うままに移動したり、視界を上下左右に動かしたり、拡大縮小したりと自由自在。
通常公開している玄関棟・座敷棟・居間棟1階・湯殿だけでなく、特別公開日のみ公開している書斎棟・居間棟2階も見ることができる。また、パソコンやスマートフォンでも映像を楽しめるが、VR専用ゴーグルかVRメガネがあればより鮮明にVR映像を楽しむことができるそうだ。