東京大学大学院工学研究科から持ち運ぶモビリティ
空気で膨らませる「poimo」が公開

▲東京大学川原研究室

ERATO 川原万有情報網プロジェクトは、柔軟かつ丈夫なインフレータブル構造の、折りたたみ式で持ち運びできるモビリティ「poimo」を公開している。

このソフトモビリティのプロトタイプ「poimo」は、柔軟で軽量、素材を膨らませて使用する新しいタイプのパーソナルモビリティ。

柔らかなボディを採用することで、歩行者やドライバーとの安全なユーザーインタラクションを実現。また、ポータブルデバイスとして簡単に持ち運びができ、縮めて折りたたみ、バックパックなどに収納することもできる。

poimoの名称は、「POrtable and Inflatable Mobility」にちなんだ。バッテリーを内蔵し、インホイールモーターで駆動。人間の体重に耐えるために機械試験を実施し、膨張/収縮の時間も検証。実際に乗車して、ソフトモビリティの調査・実装に向けた要件も確認している。

また、東京大学大学院工学系研究科 川原圭博教授が率いる同プロジェクトでは、センサーネットワークやIoT機器がより自律的で能動的な人工物として作用し、自然物と共生して新しい価値を生むための「万有情報網」の構築を目指し先駆的な研究を展開しているそうだ。End