シンガポールのデザイン集団 STUCK Design
新型コロナウイルスに関するプロダクトデザインを集約

シンガポールのデザイン集団 STUCK Designは、新型コロナウイルス対策として、6種類のプロダクトを公開している。

Home Nudge」は、家族に外出を控えるように促すためのプロダクト。プリントアウトできる紙のリングで、顔を合わさなくてもドアノブに掛けておけば、ステイホームのメッセージを伝えることができる。子どもや若者、年配の人に向けてさまざまなグラフィックをあしらうことで、ターゲットを考えたメッセージの発信も可能となる。

▲「Home Nudge」

そのほか、医療用のツールとして、「Aerosol Shield」は、飛沫感染防止用のエアロゾルボックスで、折りたたみ式で軽量の骨組みを展開させ、そこに透明のビニールシートをかぶせるタイプである。アクリルボックスではないのでかさばらず、ビニールシートも使い捨てなので感染リスクを抑えることができる。

さらに、手通し穴として「Multi-Band Porthole」と「Quick-Seal Porthole」の2タイプを開発。Multi-Band Portholeは、手通し穴に複数のゴムバンドを交差させて張ることで、腕をスリーブから入れたときに、前腕部をしっかりと締めつけてくれる。一方、Quick-Seal Portholeは、手通し穴にゴムシートを複数重ねたもので、腕に密着してくれ、動作の自由も確保する。

▲「Multi-Band Porthole」

▲「Quick-Seal Porthole」

また、「UV Cover for Mask Box」は、N95マスクを箱のなかに入れてボタンを押せばUV除菌してくれ、「X-Hood」は、前方はアクリルのフェイスシールドで覆い、後方は生地を張って顔全体をすっぽりとかぶることが可能だ。End

▲「UV Cover for Mask Box」

▲「X-Hood」