NEWS | 建築
2020.05.14 15:00
イギリスの建築スタジオ NEONが手がけた「Shiver House」は、フィンランドでは一般的なコテージ(mökki/モッキ)を大胆に再解釈したものである。
フィンランドのコルポに完成したこの建物は、幾重にも重なった羽根のような薄い板で覆われており、風などの周囲の自然の力を受けて揺れ動く。その運動する構造は、こうした環境に合わせて動く動物のようである。
このShiver Houseは、建築が住む人と周りの自然界とのあいだにより親密な心のつながりを創り出すことができる、という考えのもとに生まれた。
さらに、このプロジェクトは、建築が「生きている」ように見せることで、人々と構造物のあいだにより深く、より長く続く心の関係を生み出すことができる、という考えも追求しているそうだ。