NEWS | インテリア
2020.05.12 17:35
ロサンゼルスや北京をベースとするデザインギャラリー「Gallery All」は、中国のデザインオフィス Studio BUZAOが手がけたディスプレイ用家具のコレクション「HALO」を紹介している。
Studio BUZAOは、2019年には積層ガラスを使ったコレクション「NULL」を発表。これに続くものとして、「HALO」では積層ダイクログラスを素材に採用。ディスプレイ用の棚やフロアライト、ハンガーで構成されている。
「Halo」とは、太陽や月の周りにできる光の輪(暈)のこと。このコレクションでは、さまざまな光学的な表現力をもつ積層ダイクロイックガラスを使用して、多次元的な光の戯れを演出。光源の角度や見る人の位置が変わることで、繊細な光のなかに色彩のグラデーションがかすかに現れるのである。
鮮やかな暖色と寒色が印象的で、これらを内側で重ね合わせることで、長方形のすりガラスのような白い光が形成されるそうだ。
予期せぬ素材やプロセスを用いた実験を行うのがStudio BUZAOの制作スタイルだそうで、予測できないような結果が得られることもよくあるという。こうした新しい発見から、つねに発展し続ける活動が生まれるのだ。