東京ミッドタウンは、「“JAPAN VALUE（新しい日本の価値・感性・才能）”を創造・結集し、世界に発信し続ける街」を目指す一環として、デザインとアートのコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD（東京ミッドタウンアワード）」を2008年より毎年開催している。

この度、「TOKYO MIDTOWN AWARD 2017」デザインコンペの受賞作品「ゲタサンダル」の商品化が決定し、2020年5月13日（水・予定）より発売されることになった。

富永省吾（クリエイティブディレクター）、綿野賢（プランナー）、浅井純平（デザイナー）の3名が制作したこの「ゲタサンダル Geta Flip Flops」は、「TOKYO」をテーマに開催した2017年度のデザインコンペで、1,162作品の応募の中から審査員特別賞（柴田文江賞）を受賞。

「“伝統的な生活用品”を“現代的な素材”で再構築することで、古くから続く日本文化をより気軽で身近なものに」と提案する作品で、大正15（1926）年創業和装履物店「菱屋」が発売。東京ミッドタウンにも店舗を構える菱屋カレンブロッソおよび公式サイトにて取り扱いを行う。

素材やフォルムの検証などを重ね、通常は靴底などに使用しているEVA素材を初めて履物本体にも取り入れることで、受賞時のデザインにほぼ忠実な形で商品化が実現。作家チームと菱屋との3年弱に及ぶ作品開発期間が結実したという。

なお、同デザインコンペでは、自由な発想のデザイン案を募り、受賞作品には商品化に向けた全面的なサポートを提供。同製品は、「TOKYO MIDTOWN AWARD」受賞作品の商品化17作品目である。