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2020.05.08 14:25
福岡市博多区にあるホテルグレートモーニング博多とNPO法人 循環生活研究所は、食品ロスをなくす都市循環型ホテルの実現に向けた取り組み「#捨てないステイ」を開始した。
飲食に特化したレストランとは異なり、ホテルではゲストのニーズに100%合った料理を提供することに高いハードルがあるという。さらに、新鮮で無添加の食材は保存が難しいなど、食品ロスが発生する悪循環も起きているそうだ。
そこで、このプロジェクトは、ホテルで捨てられるはずだった生ごみを回収、設置したコンポストを活用。完成した堆肥でミントやハーブなどを栽培したり、収穫できたものをウェルカムドリンクや朝食などで提供したりして、100%循環型サービスの実現を目指すという。
そのほか、次世代冷暖システム F-CON(光冷暖)を全部屋に採用したり、天然の竹や漆喰、珪藻土を建材として活用したり、特殊な活水器で濾過したミネラルウォーター、IKEUCHI ORGANIC社のタオル、京都IWATAと共同開発した金属のスプリングなどを使用しない寝具を採するなど、「都市型リフレッシュホテル」としてこだわりが詰まっている。