植物由来の洗える抗菌マスク「Bio Face」が登場
ポリ乳酸の環境性能と生体適合性を兼ね備えたマスク

石灰石を主原料とし、プラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売するTBMと、高機能なバイオプラスチックの改質剤を開発するBioworksは、新型コロナウイルス感染症拡大による衛生マスク不足の問題解決のため、洗える抗菌マスク「Bio Face」を開発した。現在、国内外から先行受注を開始している。

従来のマスクの多くは、海洋プラスチック汚染にもつながるポリプロピレンなどの石油由来プラスチックでつくられている。一方、Bio Face は、ニット編み機メーカーの島精機製作所と連携して、植物由来のポリ乳酸の糸で製造。30回を目安に洗って繰り返し使用することができる。

また、ポリ乳酸の環境性能や生体適合性に加えて、人の肌と同じ弱酸性で、抗菌性や付け心地の良さなど実用的な機能性も兼ね備えたマスクだ。

▲マスクをグレーに染色した場合のイメージ画像

フィルターの挿入口(ポケット加工)が編み込まれているため、市販のウイルスカットフィルターや綿ガーゼなどを装着して、マスクの機能を高めることができる。2020年6月には「Bio Face」用の抗ウイルスカットフィルターも販売予定だ。End