NEWS | アート
2020.04.28 18:43
ロンドンで活動するアーティスト Yuri Suzukiは、米ダラス美術館は、とコラボレーションした新作「Sounds of the Earth: The Pandemic Chapter」を手がけている。
一般の人が参加して創り上げる作品で、各地で新型コロナウイルスの感染が広がるなか、世界中からオーディオやビデオに収められたさまざまな音源を収集するという。
新たな時代の日常から生まれたこれらのサウンドは、同館で2019年に開催された「speechless: different by design」のためにSuzukiが制作した作品「Sound of the Earth: Chapter 2」をインタラクティブなデジタルバージョンへと落とし込み、新しいサウンド体験を提供する。
参加者は、自宅で夕食する調理する音から通り過ぎる救急車のサイレン、親しい人たちとのオンラインでのやりとりまで、COVID-19のパンデミックのさなかにキャプチャした身の回りのサウンドを作品公式サイトより応募できる。
こうして集められたサウンドは、2020年5月4日(月)に作品としてリリースされる予定。世界中の人々からサウンドを集めることで、インタラクティヴィティを高め、共感を育んで、孤立した時代にサウンドを介して私たちの距離を縮めることがねらいである。