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2020.04.28 14:45
4月26日は、イギリスの劇作家 ウィリアム・シェイクスピアの誕生日だった。同国では、彼の生誕の日を祝いながら、新型コロナウイルス感染者の治療に最前線であたる医療従事者への寄付を募るため、「Smile for our NHS」という取り組みた。
NHSとは、同国で医療サービスを提供する「国民保健サービス」(National Health Service)のこと。このプロジェクトでは、ロンドンを拠点とするアーティスト・デザイナーのロン・アラッド(Ron Arad)が著名人の笑顔をデザインしたフェイスマスクを制作。
俳優のジェイソン・アイザックス(Jason Isaacs)、スティーヴン・フライ(Stephen Fry)、デイヴィッド・バディエル(David Baddiel)といった人たちがシェイクスピアの笑顔をあしらったマスクを着用。
そのほか、俳優のエリザベス・ハーレイ(Elizabeth Hurley)、ジャーナリストのナターシャ・カプリンスキー(Natasha Kaplinsky)やロバート・ペストン(Robert Peston)は、フローレンス・ナイチンゲールの微笑みを描いたマスクを着用。ピカソやマティス、ダリの絵画プリントしたものもあるという。
そのねらいは、さまざまな製造業者がマスク製造に新たに参入し、NHSからの貴重なマスク供給を円滑に進め、収益をNHSに還元してCOVID-19対策に役立ててもらうことだそうだ。もちろん、人々から恐怖を遠ざけ、表情に笑顔を取り戻すことも目指している。