NEWS | プロダクト
2020.04.24 17:45
オランダ・アイントホーフェンで活動するデザインユニット Raw Colorが、ひじ用ハンカチ「Elbow Sock」を紹介している。公衆衛生を高める目的で立ち上げた、Create Curesというデザイナーの社会活動の一環でデザインされたアイデアだ。
オランダでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、くしゃみや咳を手で覆うのではなく肘で受けとめるのがよいと考えられているそうで、Raw Colorのアイデアもこれによるものだ。
片方しかない使い古しの靴下を用意し、つま先部分をカット。これを腕に通してひじに当てればOK。使用後は取り外して60℃で洗浄すればよいという。ウイルスは数日間生き残ることもあるそうで、感染拡大後のオランダで洗濯用洗剤の需要が大幅に増加しているのも関係しているのかもしれない。
また、Raw Colorは、Elbow Sockをつけることで感染拡大を防ごうという意思表示や注意喚起もできると主張している。
私たちにはなじみがない習慣だが、マスクやハンカチなどがない場合、手のひらにくしゃみをしてウイルスが付着し、それがもとで感染を広げてしまうよりも、ひじで受けとめる方が有効だと考えられているようだ。