NEWS | 建築
2020.04.24 16:30
朔永吉と前嶋章太郎が主宰する建築設計事務所 SAKUMAESHIMAは、東京都渋谷区神宮前に立つおよそ築50年のマンションの改修プロジェクト「原宿の家」を公開している。
以前は専用住戸だったが賃貸住戸へと変更する計画で、ある種の公共性をもつプログラムへの変更が求められた。
地上11階・3面バルコニーという非常に恵まれた都市環境で、この条件の活かすために、躯体現しの内装仕上げを基本として、そこに寄り添う形で各部分の納まりを調整するなど、「つくり込みすぎない計画」を軸に最小限の設定に留めることにしたという。
都市に住まうなかで、生活は住戸内にとどまることなく、都市に開放させていくと考えるSAKUMAESHIMA。そこには住戸だけでは完結させない生活があり、たえず更新可能な創造性を空間に残しておくことを目指したそうだ。