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2020.04.22 14:15
ユニセフとマイクロソフトは、新型コロナウイルスの影響下でも子どもや若者が自宅で継続的に教育を受けられるように、グローバル学習プラットフォームの拡大を発表した。
「Learning Passport」と呼ばれるこのプラットフォームは、ユニセフとマイクロソフトをはじめ、ケンブリッジ大学、ケンブリッジ大学出版局、およびケンブリッジ・アセスメントが、強制退去を余儀なくされたり難民となった子どもたちにデジタル遠隔学習を提供するものだ。
これまで1年半をかけて開発し、2020年度からパイロット版を開始する予定だった。しかし、今回の世界的な休校措置を受けて、国レベルのカリキュラムを進めるために急遽拡大を決定。くわえて、教員や教育者にも重要な教育リソースにもなるとしている。
ユネスコの最新データによると、世界190か国以上で15億7000万人の児童・学生が学校閉鎖の影響を受けているという。
そこで、オンライン教育カリキュラムがあるすべての国において、国が定めるプラットフォームを介して、子どもたちは自宅のデバイスを使い、オンライン学習が可能になる。たとえば小学生向けにはオンラインの書籍やビデオを用意し、学習障害のある子をもつ親も追加サポートが利用できるようになるそうだ。