台湾伝統のティーポットにインスパイアされた
稲わらで編んだインスタレーション「Tea Nest」

▲Photographer:Yu Cheng Shen

台湾のアーティスト Cheng Tsung FENGによるインスタレーション「Tea Nest」は、苗栗県の汶水(WenShui)という地域が発祥の「茶壽」(Cha Shou)という、ティーポットが保温できるかごにインスパイアされた作品だ。

稲わらで編んだかごのなかに綿の織物を敷き詰めたもので、農作業を終えた午後の休憩に温かいお茶を淹れるための用具だという。昔の客家(はっか)の人々にとってはとても重要なものだったそうだ。

▲Photographer:Yu Cheng Shen

Cheng Tsung FENGの手により、この伝統的な工芸品はアート作品に変身。稲わらをたくさん使って編み込み、人が中に入れるぐらいの大きさにまで仕上げた。

▲Photographer:Yu Cheng Shen

▲Photographer:Yu Cheng Shen

お茶を保温することがもともとの用途なので、このアート作品においても人々をもてなし、内側で熱いお茶を飲みながらゆったりとくつろぐことができる。そして、米の香りをかぎながら、1970年代の台湾の自然豊かな農耕社会の暮らしに思いをはせることができるだろう。End

▲Photographer:Yu Cheng Shen

▲Photographer:Yu Cheng Shen

▲Photographer:Yu Cheng Shen

▲Photographer:Yu Cheng Shen

▲Photographer:Yu Cheng Shen

▲Photographer:Yu Cheng Shen

▲Photographer:Yu Cheng Shen