全国のミニシアターを支援
クラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」が実施中

クラウドファンディング・プラットフォーム MOTION GALLERYでは、2020年4月13日(月)より、全国のミニシアターをみんなで応援する「ミニシアター・エイド基金」プロジェクトを開始している。期限は5月14日(木)23:59まで。

同基金は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、政府からの外出自粛要請が続く中、閉館の危機にさらされている全国の小規模映画館「ミニシアター」を守るため、映画監督の深田晃司・濱口竜介が発起人となって有志で立ち上げたプロジェクト。

▲濱口竜介(映画監督:ミニシアター・エイド発起人)

「外出自粛の状況があと3ヶ月続いた時に、閉館の危機に直面する運営団体」を対象に、現在85劇場・72団体が参加。クラウドファンディングで集まった金額は、寄付の形で分配される予定だ。

ミニシアターはその街の文化を映す鏡のような場所である。そこで上映されるさまざまな国や地域・年代・テーマを捉えた映画から、私たちは文化の多様性を学んできた。しかし、このままではシネコンではかからない個性豊かな作品が見られなくなり、若い世代に貴重な映画文化が受け継がれることもなくなってしまうだろう。

▲深田晃司(映画監督:ミニシアターエイド発起人)

目標額の1億円はすでに達成しているが、参加団体は数多く、十分な分配金に達しない可能性もある。同基金ではさらなる支援を求めている。End

▲大高健志(MOTION GALLERY代表:ミニシアター·エイド発起人、POPcorn共同代表、さいたま国際芸術祭2020キュレーター、映画プロデューサー)

▲渡辺真起子(俳優:賛同人)

▲片渕須直(映画監督:賛同人)