明治時代から使われてる日本の伝統工芸
南部鉄器「釜定」の魅力が凝縮する書籍

designshopは、書籍「南部鉄器のある暮らし ― 釜定の仕事」を発売する。クラウドファンディングサイト Makuakeにて2020年4月15日(水)より先行予約販売を開始した。

釜定(かまさだ)は、明治時代に岩手県盛岡市紺屋町にて「宮鉄瓶店」として創業。以来、100年以上、宮定吉、宮昌太郎、宮伸穂と三代にわたり昔ながらの製法を守りながら、現代の生活になじむモダンデザインの南部鉄器をつくり続けているという。

同書は、釜定の商品を使う人、これから使おうとする人に南部鉄器や釜定の歩みを本という形に残し、商品だけではなく作り手の背景も知ってほしいとの想いから生まれた。

南部鉄器が生まれた盛岡を撮りおろした風景写真や釜定の工房の写真、釜定の製品カタログ(約120点)をはじめ、スタイリスト・粉料理研究家の堀井和子氏、KOFFEE MAMEYAのヘッドバリスタの三木隆真氏、フィンランドの家具作家 カリ・ヴィルタネン氏、内田デザイン研究所所長の長谷部匡氏、岩手大学名誉教授の及川桂子氏らによる多彩な記事も掲載。

▲釜定工房 外観 Photo by Koji Sugawara

▲釜定工房 店内 Photo by Koji Sugawara

日本の伝統工芸は「後継者不足」「材料の高騰」「販路の縮小」などの課題を抱えている。この本がその課題を少しでも減らしていく一助になればとの想いも込められているそうだ。End

▲釜定工房 工房内 Photo by Koji Sugawara

▲宮 伸穂/釜定代表