トロント大学の新しい学生寮
「Harbord Residence」の建築計画を発表

カナダ・トロント大学は、市内を通るハーバードストリートに200人以上の大学院生の住まいとなる、10階建ての新しい学生寮「Harbord Residence」の建築計画を発表している。

設計を担当するMichael Maltzan Architectureの提案では、外観をレンガ造りとしてユニークな窓を設置。ドミトリーと1人部屋を組み合わせることで、大学院生の住まいに対するさまざまな希望に対応するという。

計画では、隣接するもうひとつのレジデンス「Graduate House」と連絡通路でつながり、上層階は、両方の居住者が使える住居スペースと小さなラウンジスペースで構成。2階と3階には共有ラウンジ、会議スペース、レジデンスのオフィス、静かな学習スペースを設け、1階のフードコートと店舗スペースは、周辺地区とのインターフェースとして機能させる。

くわえて、建物内の学習スペースの設計は、グループワークができる部屋に重点を置くなど、学生の変わりゆく学習スタイルにも配慮する。

また、この建築計画は、地元のヒューロンサセックス地区の自治会やトロント市との協力のもと、大学とコミュニティの住宅ニーズに見合うものとし、周辺地区の住居の特徴を尊重しながら、なおかつ必要な住宅スペースを供給することが目標だ。

トロント大学は近隣に23階建て・500人以上の学生が生活できるレジデンシャルタワーの建設も計画しているそうだ。End