NEWS | ビジネス
2020.04.01 15:35
イオンは、使用電力の100%を再生可能エネルギーで賄う店舗を展開している。2019年9月14日に開店した大阪府藤井寺市の「イオン藤井寺ショッピングセンター」に続き、2020年3月28日には大阪府大阪市に「イオンスタイル海老江」がオープンした。
2018年3月に「イオン 脱炭素ビジョン2050」を策定し、2050年までに店舗で排出するCO2等を総量でゼロにすることを目指すイオン。
イオン藤井寺SCでは、PPAモデル導入により太陽光発電電力を自家消費。屋上に設置した太陽光発電設備により、一般家庭の年間約30世帯分の使用量に相当するクリーンな電力を発電するという。
さらに、この2施設では、太陽光発電で不足する電力について、関西電力の「再エネECOプラン」により再生可能エネルギーを調達。実質的に再生可能エネルギー由来のCO2フリーの電気を使うことで、使用する電気の全部または一部をCO2排出係数ゼロとし、CO2排出量(調整後)を算定することができる。
また、イオンスタイル海老江では、「人流等のデータとAIを活用した空調エネルギー削減システム」の実証実験を実施する。産学5社が共同で施設内に温度計等のセンサを設置して、人流・動線・温湿度・CO2濃度等のセンシングデータを収集・蓄積、AIを活用してスマート空調制御や先端的なサービスの提供を行うそうだ。