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2020.04.01 15:52
NECは、AIを活用して、簡単な動作で子供から大人まで誰でも演奏が可能なインクルーシブ楽器を新たに開発し、それらを使って演奏する超多様なオーケストラ「ANDCHESTRA」(アンドケストラ)に挑戦している。
公開された楽器は2種類。「ANDCHESTRA TRUMPET」(アンドケストラ トランペット)は、画面上に配置された音のアイコンに視線を送ることで音が鳴り、「ANDCHESTRA VIOLIN」(アンドケストラ バイオリン)は、音ごとに定められた姿勢をとることで音が鳴るそうで、いずれもNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つである遠隔視線推定技術を活用したものだという。
これらの楽器の開発には、実際に障がいのある人もインクルーシブアドバイザーとして参加。また、「世界ゆるミュージック協会」も参画して、インクルーシブアドバイザーの観点でアドバイスを行っている。
近年、インクルージョン&ダイバーシティに注目が集まる中、NECは人の能力や創造性を拡張し、人々をアシストする「人と協調するAI」によって、一人ひとりが人間性を発揮する社会の実現を目指している。
そして、子供から大人まで、障がいのある人や楽器を弾けない人、楽譜を読めない人でも演奏可能な楽器の演奏体験を通して、AIの力で「出来ない」を「出来る」に変える体験を提供したいとしている。