nendoがデザインした二世帯住宅「階段の家」
三世代の家族全員を緩やかにつなぐ

▲Photographer:Daici Ano

佐藤オオキ率いるnendoがデザインした「階段の家」は、東京の閑静な住宅地に建つ二世帯住宅。階段と緑によって上下階が斜め方向に緩やかに繋がり、三世代の家族みんながお互いの気配をそれとなく感じながら過ごせる空間となっている。

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Takumi Ota

階段の上り下りの負担に配慮した結果、高齢の両親の住まいは1階に配置。そして夫婦と子供の三人家族は2〜3階で暮らすことに。これによって、両親と一緒に暮らす8匹の猫たちが内と外を自由に出入りしやすくなり、母の趣味である庭の植栽の手入れと鑑賞が手軽に楽しめるようになった。

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Takumi Ota

このとき、二世帯が上下に完全分離をされてしまうことが懸念されたため、南側の庭を一部「階段状」にし、1階から3階までを貫くように建築内部に引き込むことにして、「階段」の内側には水回りや上下移動用の階段といった機能的要素をコンパクトに収めた。上部は緑の豊かな温室のような半屋外スペースとなり、高い場所に登るのが大好きな猫たちにとっても格好な日向ぼっこの場所となる。

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Daici Ano

▲Photographer:Daici Ano

階段は「内部と庭」そして「家族同士」を繋ぐのにとどまらず、地上では南側の私道と接続しながら外へ伸びていき、上部はトップライトを経由して空へと吸い込まれていくことで、周囲や街とも緩やかに繋がっていくような、そんな広がりのある建築となることを意識したそうだ。End

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Daici Ano

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▲Photographer:Daici Ano

▲Photographer:Daici Ano

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Daici Ano

▲Photographer:Daici Ano

▲Photographer:Daici Ano

▲Photographer:Takumi Ota

▲Photographer:Takumi Ota

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