NEWS | アート
2020.03.27 16:56
コンテンポラリーデザインスタジオ we+は、資生堂インスタレーション「Beauty Innovation 2020」を公開している。展示期間は2020年4月10日(金)まで。
東京・銀座の資生堂銀座ビル1Fにて展示中のこのインスタレーションは、資生堂アートディレクターの菊地泰輔とのコラボレーションで制作。資生堂の企業理念である「Beauty Innovation」を表現した作品で、昨年に引き続き2回目となる。
垂直方向にピンと張られたワイヤーを軸に、直径約210mmの紙を縦5列、横16列に均一に並べ、各紙の真下に小型のサーキュレーターを設置。送風をコントロールすることで、紙の上下運動を制御している。
風同士がぶつかり合うと、計算しきれない風の流れが発生することから、まるで紙そのものが生き物のように振る舞い、ダンスをしているような、有機的な動きが生み出される。また、天井部に設置した80灯の照明は1つ1つの紙の動きと連動しており、紙が上に移動するにつれて光を受ける様子が変化する。
紙と風と光の動きを制御することで生まれるゆらぎや、シンプルなかたちから立ち現れる深遠な表情を描き出すことで、美の多様性を表現。美の多様な価値観を捉え、更新しつづけることが、世界を変えるイノベーションにつながることを暗示している。
Beauty Innovation 2020
- 会期
- 2020年4月10日(金)まで
- 会場
- 資生堂銀座ビル