情報技術を活用して全国の自治体やコミュニティと地域課題解決に取り組む「コード・フォー・ジャパン」は、東京都の委託を受け、東京都公式の新型コロナウイルス感染症対策サイトを開発した。

2020年3月3日の公開以降、1日100万PVを超え、多くの人々に情報を提供しているこのサイト。東京都内の最新感染動向などの情報を分かりやすく表現しており、オープンソースとして公開されている。

同サイトでは、東京都内の最新感染動向や相談件数などをグラフなどの活用によって分かりやすく表現。ケースごとに相談窓口や関連情報を分けることで、ユーザーが迷わずに情報を見つけることができる。

グラフなどに活用しているデータは東京都がオープンデータとして公開しているので、誰でも利活用が可能。東京都以外も新型コロナウイルス対策サイトとして活用することができ、既に北海道と神奈川県、台湾など約30のバージョンが有志や自治体により次々と作成されているという。

利用者目線で使いやすいサイトにすることを意識しており、新型コロナウイルス感染症に関する情報を正しく伝えることに協力したいと手を上げた100名以上の技術者やデザイナー、研究者からの提案を受け付けている。

また、他地域における派生版の立ち上げに際しても、自治体の担当者、地域のITコミュニティなどが協力しあい、数日で立ち上げまで進んでいるそうだ。