NEWS | インテリア
2020.03.25 15:00
スペイン・マドリードのインダストリアルデザイナー Jorge Penadésは、マラガに新しくオープンしたシューズブランド「CAMPER」のショップデザインを手がけた。
PenadésがCAMPERのスタッフと出会ったのは、同ブランド発祥の地・マヨルカ島中央の小さな村 ビニサレムにある倉庫だったという。ここは改装された古いショップのための保管スペースで、ミケーレ・デ・ルッキ、ガエタノ・ペシェ、インゴ・マウラー、ブルレック兄弟、コンスタンチン・グルチッチといったデザイナーたちのカスタムメイド作品のアーカイブにもなっているそうだ。
ここを訪れた瞬間、興味を惹かれたPenadésはあるアイデアを提案。それは、この倉庫を工場として使い、ここにあるものでショップをデザインしたらどうか、というものだった。
そして、同氏のチームは2019年の夏にこの地で作業を開始。そこで用いたのは、パンチングメタル、ガセットプレート、ボルト/ナットの3つの基本要素のみ。ディスプレイやテーブルから、スツール、照明、カウンター、ブランドロゴ、さらには字体まで作り上げた。
今回の取り組みは「Camper Together」プロジェクトなるものの一環で、CAMPER史上はじめてデザイナー自身の手でショップ全体の設計・製造が許された事例なのだそうだ。