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2020.03.16 17:14
アバターロボットの開発を手がけるMira Roboticsは、東芝インフラシステムズと共同で検針作業のオートメーション化について実証実験を実施したと発表した。
ビルメンテナンス業界では人手不足によるサービス品質の低下を防ぐため、さまざまな効率化の取り組みが進められている。
そこで今回の実証実験では、Mira Roboticsが開発する次世代型アバターロボット「ugo(ユーゴー)」と東芝インフラシステムズが提供する「Sharepo™」を使用して、従来作業員が行っていたSharepo™の「メーター読取支援サービス」における検針作業をugoが代行した。
該当施設の施設内地図を事前に生成することで、検針箇所までの自律移動を行い、ugoのハンドに搭載されたカメラを制御して、検針対象のメーターを自動で撮影。これにSharepo™のAI機能による自動読取と使用量計算処理機能を連携させることで、検針作業の効率的な管理とオートメーション化を実現したという。
また、この結果、現場作業員の省人化、ヒューマンエラーによる確認・修正作業の低減、検針作業の頻度向上も確かめることができた。今後は、今回得られた課題から改善ポイントと効果を検証し、市場の反応も注視しながら実証実験を継続させる予定だそうだ。