青森県弘前市の産業遺産 吉野町煉瓦倉庫が
建築家・田根剛の設計で「弘前れんが倉庫美術館」としてオープン

▲弘前れんが倉庫美術館 外観正面

2018年5月の着工以来、改修工事をすすめていた吉野町煉瓦倉庫が2020年2月28日に竣工し、弘前れんが倉庫美術館として4月11日(土)にオープンする。

青森県弘前市が吉野町煉瓦倉庫を芸術文化創造の拠点として整備するPFI事業で、弘前市初の公立美術館となる。

▲弘前れんが倉庫美術館 外観病院側

▲弘前れんが倉庫美術館 受付エントランス

建築設計は田根剛が手がけ、築100年におよぶ煉瓦倉庫の耐震性能を高めつつ、残せるものは可能な限り残して、「記憶の継承」と「風景の再生」をコンセプトに改修。

その建築空間を最大限に生かし、国内外の先進的なアートを紹介するとともに、弘前そして東北地域の歴史、文化と向き合う同時代の作品を収集し、展示する予定だ。

▲弘前れんが倉庫美術館 展示室4

▲弘前れんが倉庫美術館 展示室2-3

施設内には大小5つの展示室のほかスタジオやライブラリー等も備え、地域の人々が集い、創造するコミュニティの場としても機能できるデザインとした。

なお、同エリア内のカフェ、ショップ、シードル工房の竣工は3月末を予定している。 End

▲弘前れんが倉庫美術館 スタジオA

▲弘前れんが倉庫美術館 ライブラリー