NEWS | ソーシャル / 建築
2020.03.12 15:19
ベネズエラの首都カラカスに登場したインスタレーション「CCS CUBE」は、地元のデザインオフィス Incursionesがブリティッシュ・カウンシルと共同で手がけたプロジェクトだ。
このプロジェクトでは、公共スペースに設置してその中でくつろげる小さなプレハブ構造を作り上げることを目指した。
そのねらいは、インフラが少ない場所でも文化活動、教育活動、子ども向けのワークショップ、簡単なミーティング、展示会、スポーツなどに使える構造物を作り、コミュニティのイベントが失われないようにすることだという。
そして、設置されたところでさまざまな相互作用や交流、育成が行われ、新たな場所へ移っても活動が継続できるような態勢が整えられるようにとの期待が込められている。
構造物は、金属と木材のパーツを組み合わせた鉄骨構造で、簡単に組み立てや操作ができる。丈夫で人目を引くデザインで、3か月間にわたってコミュニティに提供。さまざまなニーズに合わせて柔軟に設計されており、すっきりとした構造ながら、想定外の利用にも対応できる余地があるとしている。