窓研究所が企画する展覧会がロンドンで開催
「Windowology: New Architectural Views from Japan」

一般財団法人 窓研究所が企画する展覧会「Windowology: New Architectural Views from Japan 窓は文明であり、文化である」が、2020年4月16日(木)から6月28日(日)まで、英ジャパン・ハウス ロンドンで開催される。

同展は、写真・漫画・工芸・テクノロジー・建築など、さまざまな切り口から「窓」について紹介する展覧会。窓が果たす役割を解明するだけではなく、窓自体が文化を映し出すものとして捉えることで、日本の文化に新たな眼差しを向けるという。

監修は建築史家・建築批評家の五十嵐太郎。空間を仕切り、光を取り込み、熱を保つといった窓の主な役割を超えて、窓が人々の生活にどのような影響を与えているかを考察するそうだ。

さらに、内開き・内倒しの2通りで開閉するドイツの窓、フランスの両開きの窓、そして水平にスライドする日本の引き違い窓など、ある特定の文化と窓の関連性についても紹介。

柱と梁によって建造が成立する伝統的な日本建築は、煉瓦とモルタルで作られるヨーロッパの家と異なり、間仕切りを横にずらすことで開口部を自由につくることができる、柔軟で移動可能な空間構造をもつ。開口部によって外部と接続し、襖や障子などで空間を分けて新しい部屋をつくり出すなど、内部空間の表情をがらりと変えることができるのである。

なお、同展は、同時期開催の欧州最大級の建築フェスティバル「ロンドン・フェスティバル・オブ・アーキテクチャー」の公式イベントでもある。また、ジャパン・ハウスの拠点3都市を巡回展として、ロンドンの後、ロサンゼルスサンパウロを巡回する予定だ。End

Windowology: New Architectural Views from Japan
窓学 窓は文明であり、文化である 

会期
2020年4月16日(木)~6月28日(日) 入場無料
10:00~20:00 日・祝のみ12:00~18:00
会場
ジャパン・ハウス ロンドン
詳細
https://www.japanhouselondon.uk/whats-on/2020/windowology-new-architectural-views-from-japan/