熱心なサイクリストでロンドンの街が大好きだというDavis Vilumsさん。仕事に行くときは毎日25分をかけて自転車で行くそうだ。

しかし、同じルートばかりではつまらないと、職場に向かう途中でわき道を通り、少しでも楽しく通勤しようと考えた。そしてロンドン中心部の地図を買い、通った道のカラーリングをスタート。この作業が彼を夢中にさせたようだ。

▲Davis Vilumsさん

そして、4年をかけてすべての通りを走破。はじめは30～40分の行程だったが、一番遠いところを通って職場に行くと2時間もかかることになった。もちろん遅刻しないことがルールで、小道や庭先、公園内など通り抜けられるところは全部チャレンジ。「Endomondo」というアプリを使って行程の正確な記録を残し、その証しとした。

彼がとても満足に感じるのはショートカットを発見したときだそうで、地図にある別々の部分をリンクさせる扉を見つけたようなものだと語る。工事などでアクセスできないところは、開通後に通過。ふだん人が通らない場所を通るときは、迷子のふりをすることも。自転車に乗れない場所は押して通過した。

ロンドンの新しいエリアを発見したり、各地区を理解するのにはうってつけの方法だと語るVilumsさん。「ロンドンに住んでいる」と胸を張って言うためには、ここまでしないといけないのかもしれない。また、カラーリングした地図やEndomondoからエクスポートしたデータのムービーも公開されているので、チェックしてみよう。