デンマークの若手デザイナー Kathryn Larsen
昆布をつかって耐水性のある「コンブレザー」を開発中

デンマークの若手デザイナー Kathryn Larsenは、持続可能な建築材料を目指して、海藻(アマモ)を使った屋根葺きを行うプロジェクトを手がけてきた。これについては以前このサイトで紹介したが、彼女はこれにつづくプロジェクトをスタートさせている。

今回は、「コンブ」を建築に使えないだろうかと構想中だ。こちらは外装よりもインテリア向きのようで、耐水性のある「コンブレザー」を作り、これをアパレルや家具のデザインに活用するという。

ホームページで紹介しているのは、コンブを水で戻したり、オイルを塗ったり、編み込んだり、ステッチをつけたりといろいろ試行錯誤している様子がうかがえる。

目標は、コンブやコンブベースのバイオプラスチックで実験を行い、建築や設計の分野で使える生分解性のある膜を創り出すこと。現在はまだサンプルとなるものを探求しているようで、素材ができあがれば、コペンハーゲンのデザイナーとともに創作に移るとしている。今後の活動に期待しよう。End