安藤忠雄による初の絵本「いたずらのすきなけんちくか」
「こども本の森 中之島」オープンにあわせて刊行

大阪・中之島に「こども本の森 中之島」が開館する。この図書館の設計を手がけ、大阪市に寄贈するのは建築家・安藤忠雄

そのオープンにあわせて、安藤がはじめて手がけた絵本「いたずらのすきなけんちくか」が小学館より刊行された。本体価格は1,600円(税別)。

絵本の舞台はこの「本の森」。新しくできたこの図書館に来た小学生の兄と妹は、同氏によく似た謎のおっちゃんに館内を案内される。彼らは案内されるうちに、知らず知らずのうちにいろいろな疑問が湧いてくる。なぜたてものをつくるのか、きもちのいいいえとはなにか、すみやすさはどこからくるのか、そしてけんちくかってどんなしごとなの? おっちゃんは、ひとつひとつにていねいにこたえはじめる…。

1冊の絵本を通して、子どもにわかりやすく建築のことを教えてくれる今までにない内容で、安藤によるエッセイとスケッチ、絵本に出てくる安藤建築のリストも収録。安藤ファンはもちろん、大人の読者にも読み応えのある作品となっている。

なお、同館は2020年3月1日(日)の開館を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置のために延期すると発表している。詳細は公式サイトを確認してほしい。End