東京2020オリンピック・パラリンピックの
”動く”スポーツピクトグラムが公開

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、東京2020スポーツピクトグラムの発展形として、オリンピック33競技50種類パラリンピック22競技23種類の動くスポーツピクトグラムを制作した。これは、同大会史上初めてのことだ。

動くスポーツピクトグラムは、大会本番時に会場で流れるスポーツプレゼンテーションや各競技の中継映像等、またスマートフォンでの展開やデジタルサイネージ等での活用など、テクノロジーをけん引する東京らしさ、日本らしさにつながる試みにも使用される予定だ。

▲©公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

開発にあたっては映像デザイナーの井口皓太に協力を仰ぎ、単に各競技の動作の反復を示すのではなく、すでに完成された静止画のピクトグラムをよりダイナミックに演出するために、「出現」と「消失」の動きを「固定」の静止画のピクトグラムの前後に加えることを一連のパターンとした。

▲©公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

デザインの特徴としては、一度3Dで起こした動きを平面に落とす設計をしているため、立体的なスポーツの動きが動きの中に表現され、一方向からではなく立体的なカメラワークによって動きがとらえられているため、限られた面積でもピクトグラムに躍動感がもたらされている。End