多摩美術大学の学生が森林の環境問題をテーマにデザイン
岡山県津山市の木材「美作材」を利用した家具を販売

多摩美術大学は、森林の循環不全という環境問題をテーマに、岡山県津山市特産の木材「美作材」を利用した家具製品の展示販売を、東京・東急ハンズ新宿店で2020年3月11日(水)から3月17日(火)まで実施する。

この家具は、同大学環境デザイン学科研究室と津山市のつやま産業支援センターとの産学官共同研究「つやま家具プロジェクト」の成果物で、学生が考案した椅子や机など4種類のプロダクトデザインを製品化したもの。

プロダクトのデザインをきっかけに、より多くの人々に良質なスギ・ヒノキ材である美作材の製品を使ってもらい、森林の循環を促すというテーマのPBL(Project Based Learning)で、環境デザイン学科の3・4年次の学生を中心に、工芸学科、彫刻学科の学生ら26人が受講。さらに有志の学生や大学院生も参加した。

昨年5月には現地での視察研修を行い、製品開発に向けての情報を収集。考案したデザインはプレゼンテーションなどを行い、津山で家具などを製造しているイマガワすえ木工髙橋工芸津山銘木が参加して、4作品のマッチングが成立。約半年にわたって試作を重ねてきた。

また、今回は流通のプロセスやロゴマーク、パッケージ、ショップのデザインも学生が手がけていた。期間中は学生も交代で店頭に立って案内してくれるそうだ。End

多摩美術大学PBL「つやま家具プロジェクト」展示販売

日時
2020年3月11日(水)~3月17日(火)
11:00~19:00 ※初日は12:00から
会場
東急ハンズ新宿店 4F 特設会場
詳細
https://shinjuku.tokyu-hands.co.jp/