NEWS | インテリア
2020.03.02 16:52
多摩美術大学は、森林の循環不全という環境問題をテーマに、岡山県津山市特産の木材「美作材」を利用した家具製品の展示販売を、東京・東急ハンズ新宿店で2020年3月11日(水)から3月17日(火)まで実施する。
この家具は、同大学環境デザイン学科研究室と津山市のつやま産業支援センターとの産学官共同研究「つやま家具プロジェクト」の成果物で、学生が考案した椅子や机など4種類のプロダクトデザインを製品化したもの。
プロダクトのデザインをきっかけに、より多くの人々に良質なスギ・ヒノキ材である美作材の製品を使ってもらい、森林の循環を促すというテーマのPBL(Project Based Learning)で、環境デザイン学科の3・4年次の学生を中心に、工芸学科、彫刻学科の学生ら26人が受講。さらに有志の学生や大学院生も参加した。
昨年5月には現地での視察研修を行い、製品開発に向けての情報を収集。考案したデザインはプレゼンテーションなどを行い、津山で家具などを製造しているイマガワ、すえ木工、髙橋工芸、津山銘木が参加して、4作品のマッチングが成立。約半年にわたって試作を重ねてきた。
また、今回は流通のプロセスやロゴマーク、パッケージ、ショップのデザインも学生が手がけていた。期間中は学生も交代で店頭に立って案内してくれるそうだ。
多摩美術大学PBL「つやま家具プロジェクト」展示販売
- 日時
- 2020年3月11日(水)~3月17日(火)
11:00~19:00 ※初日は12:00から - 会場
- 東急ハンズ新宿店 4F 特設会場
- 詳細
- https://shinjuku.tokyu-hands.co.jp/