くら寿司がグローバル展開に向けて新ロゴを導入
佐藤可士和が江戸文字をベースに現代的にデザイン

回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくら寿司は、2020年1月21日より新ロゴを導入している。

これまでのロゴは、日本、アメリカ、台湾と、現地の人の親しみやすさも意識してあえて統一してこなかったそうだ。しかし、さらなるグローバル展開に向けて、「くら寿司ブランド」に対する認知の統一化を実施。

ロゴデザインの監修は、クリエイティブディレクターの佐藤可士和が手がけた。日本伝統の江戸文字をベースに現代的にデザイン、アルファベットの「KURA」を組み合わせることにより、グローバル展開の際にも瞬間的に日本の回転寿司チェーン「くら寿司」の記号だとわかりやすく認識できることを意識したという。

▲新ロゴを使用したグローバル旗艦店:くら寿司 浅草ROX店

また、新たに開発したくら寿司の紋章は、蔵を見て「中には何があるんだろう」とワクワクして夢が膨らんだ思い出から、夢や楽しみを持って来店してほしいとの「くら寿司」という屋号を掲げた田中邦彦社長の思いを継承し、「く」「ら」の文字をモチーフに蔵に用いられるなまこ壁のイメージを踏襲してデザインしている。

▲新ロゴの入った「浅草ROX店」独自のユニフォーム

▲新ロゴの入ったお皿や湯飲み

2020年を「第二の創業期」と位置づけ、日本の食文化のクオリテイや楽しさ、素晴らしさを世界に届けていくにあたり、創業精神を忘れないというくら寿司の決意をこの紋章に込めているそうだ。End