NEWS | プロダクト
2020.02.25 15:41
ジャガー・ランドローバーは、新しいアーバンモビリティに向けたコンセプトビークル「Project Vector」を発表した。
同社では、製品やサービス、施設全体を通じてゼロエミッション・ゼロアクシデント・ゼロ渋滞の未来を目指す「Destination Zero」ミッションを掲げており、Project Vectorもその一環となるもので、先進的で柔軟な多目的EVだという。
コンパクトで柔軟な車両で全長は4m。さまざまな用途を対応できるように、バッテリーやドライブトレインはすべて平らなフロア下に収納するなど、都市型の設計となっている。車内は広々としていて、自家用車にもライドシェアにも使え、ラストマイル配送などの商用にも対応できるそうだ。
車両前方にはハンドルが備わっているので、自ら運転することも可能なようである。ただ、同社では「autonomy-ready(自律運転もできる)」としており、コネクテッドなマイカー・ライドシェア兼用として自律運転にも移行できるとしている。
オンデマンドサービスや公共交通機関にもなりうる柔軟性が特徴的なProject Vectorは、2021年後半から英コベントリーの公道において実証実験を行う予定だ。