NEWS | フード・食
2020.02.25 15:33
食べ物を商品と提供するとき、見た目の美しさはもっとも重要な要素のひとつだ。しかし、米バーガーキング®は、あえてタブーに挑戦。同社のハンバーガーに「カビ」が生えることを広告コンテンツにしてしまったのだ。
今回の広告で使われたのは、「Whopper®(ワッパー)」と呼ばれる商品。同社を代表するハンバーガーで、これにカビが生える=人工の防腐剤が未使用だということを証明することで、そのおいしさや美しさを強調しようというわけである。
多くのヨーロッパの国々やアメリカの一部ではすでに提供されているそうで、2020年末までにはアメリカのすべての店舗で防腐剤未使用のワッパーが登場する予定。さらに、同社のハンバーガーやサイドメニューの主力商品では、人工的な香料や着色料も使わないことにしているという。
バンズをはじめ、タマネギ、トマト、レタス、100%のビーフパティまで、ハンバーガーができあがってから数日で本物のカビが生えることで、「防腐剤のない美しさ」を誇示しているのだ。