イタリアの人気シンガーソングライター・リガブーエ（Ligabue）はこれまで、何度も大規模な野外コンサートを、彼の出身地であるレッジョ・エミリアの空港で開催し、10万人を超える観客を動員して大成功を収めたという。

この空港には未使用の土地が20ヘクタール以上もあり、これを活用して、改めて空港内に1～10万人を収容できる、ヨーロッパでも最大級の野外コンサート・イベント会場を建設することになった。

この「RCF Arena」の設計を担当するのは、地元のiotti + pavarani architects。観客席には、どの場所からでもよい視認性や音響を確保できるように5%の傾斜を設けているが、満員となった場合も安全面に配慮している。また、街の公園として、地域の社会・文化・経済への波及効果も期待されている。

2020年9月にはオープンする予定で、やはりリガブーエがデビュー30周年を記念するコンサートを開催。10万人の観客を動員する予定とのことだ。