NEWS | プロダクト
2020.02.18 17:36
スマートフォンが全盛の現在、ほとんど目にすることがなくなったダイヤル式電話だが、スマホをこのダイヤル式にしてみようというプロジェクトが登場した。
この「Rotary Cellphone」を開発したのは、米ブルックヘブン国立研究所に所属する研究者 Justine Haupt。古いものをわざわざ取りつけるのには、彼女なりの意味がある。
タッチパネルで何でも操作できるが、それよりもしっかりとした手触り感のある、なにか自分だけのものを作りたかったそうで、これならメッセージを打つ必要もないし、スマホよりも機能的にもなるという。
もちろんダイヤルを回して発信することもできるが、夫にかけるときはメニューを開かなくてもワンタッチですぐに発信可能。初めての人には、かける楽しみを味わいながら電話することができる。
さらに、電子ペーパーを使ったディスプレイを背面に搭載。不在着信などがあればこちらに印字される仕組みだ。
本体は3Dプリンタで作製したそうで、コンパクトなポケットサイズ。電子ペーパーは本体上部からも見えるようになっていて、すぐにメッセージを確認できる。電話としての実用性を重視したそうで、バッテリーは24時間持続するそうだ。