野老朝雄がネーミングとカラーリングを担当した
東海汽船「セブンアイランド結」が就航へ

東海汽船は、川崎重工業で建造中のジェット船「セブンアイランド結(ゆい)」を2020年7月13日(月)に初就航すると発表した。

ジェット船は東京~大島間の約120kmを約1時間45分で運航する高速船。国内での建造は1995年以来で、25年ぶりの新造船になるという。

「セブンアイランド結」は、2002年に初就航した「セブンアイランド虹」の引退にともない、その代替船となるもの。ジェット船初のバリアフリーシップとしてバリアフリー席、多目的トイレ、船内階段用の昇降式チェアーが搭載される。

ネーミングとカラーリングは美術家・野老朝雄が担当。島の海に映える藍色「TOKYOアイランドブルー」を纏ったスタイリッシュな船体が特徴で、船の速さを表す単位の「KNOT(ノット)」という言葉には「結ぶ」という意味もあり、「セブンアイランド結」と命名されたという。

本土と島を繋ぐ役割をもち、船体に描かれたロゴは、船にとって必要不可欠であるロープの「結び目」を表現。東海汽船の創立130周年のロゴにも用いられている。

現在は船体のカラーリングを終え、3月26日(木)の着水式に向けて建造が進められているそうだ。End