NEWS | フード・食
2020.02.12 16:13
アーネストとリ・バースラボは、禅宗監修による「五葷・動物性食品一切不使用」のカップラーメン「精進ラーメン禅道 醤油」の発売を開始したと発表した。
鎌倉時代以来の禅宗文化のなかで、「仏様の教えに沿った修行としての食事」である精進料理は修行生活において特に大切とされてきた。そして、昨今の持続可能性や習慣・感性の多様化にともない、食生活も求められる要素が多く、その広がりをみせている。
リ・バースラボは4年前、精進料理のカップ麺「我逢麺」を発売。このときは「そば・うどん」をメインとしていたが、その反響や「精進料理のラーメンも食べたい」という声をうけて、同品の開発がスタート。
課題となったのは、ラーメンのコクと旨味を「五葷・動物性食品一切不使用」でどう表現するかだったという。そこで、「禅道」のベースには醤油に昆布と野菜の旨味を染み渡らせ、発酵や酵母といった昔ながらの食の加工技術を使うことで、昔懐かしい味わいに仕上げた。
さらに、トッピングは、肉の代替となる「大豆肉(ソイミート)」を採用。食感や見た目の雰囲気を重視し、厳選した素材を使用することで、ラーメンとしてのボリューム感を補完している。
また、胃もたれと罪悪感がない1食あたり284kcalの低カロリーの健康食で、ダイエット中の人やベジタリアン・ヴィーガンの人も楽しめるそうだ。
なお、同品には3カ所12枚の禅宗名所カードもついており、寺院の美しい四季を感じる写真を楽しむことができる。