ベンジャミン・ヒューバート（Benjamin Hubert）率いるデザインスタジオ、Layerがデザインした「JOYN」は、短・中距離の移動を最大限快適にするためにデザインされた、毎日の通勤から空港の送迎までさまざまなニーズに対応できるライドシェアのコンセプトだ。

JOYNが提供するのは、従来のものにかわるよりプライベートで、安全かつ環境にやさしいライドシェアで、1度に1人しか利用しないという「環境に対する罪悪感」を和らげてくれるだろう。

モジュール型で対になったシートには、機能的な「羽」が付いている。これにより、それぞれの空間を囲ったり、開放して2人で空間を共有する「バディー・シート（buddy seat）」にすることもできる。

インテリアは、従来の乗り物にあるものではなく、家屋のインテリアからヒントを得たデザインとした。

背もたれには、スマートデバイスにも対応する収納型のテーブルを装備。また、外から見ればガラスの「バブル」のようだが、必要な情報は車内の壁に搭載された透明な有機ELディスプレイに表示される。

JOYNアプリを使えば、近くにいる車の位置、乗車できる人数や荷物を置くスペースがあるかなどを確認できるそうだ。