NEWS | プロダクト
2020.01.28 16:51
日々の生活で、スマートフォンを手放したくても手放せないという人はかなり多いだろう。こうした機械とうまく距離をとるのもなかなか難しいことだ。
そこで、ロンドンを拠点にするデザインスタジオ Special Projectsが手がけたのが「Envelope」というもの。スマホを紙の封筒にしまい込み、シンプルで穏やかなデバイスに変えて、デジタル世界から少し離れてみようという試みだ。
このEnvelopeには、表面にキーパッドだけをプリントしたものと、「写真」と「ムービー」のボタンだけをプリントしたものの2種類がある。つまり、ディスプレイを覆い隠して、電話やカメラといった特定の機能だけが使えるようにしているのである。
もちろん、封筒に入れても指の静電容量を感知するので、タッチスクリーンを使うことができる。指紋認証によるロック解除も可能で、アプリのユーザーインターフェイスは有機ELディスプレイに最適化されるので、1日中バッテリーがもつそうだ。
「Punkt MP02」や「Lightphone」のようにスマホがもつ魅力をそぎおとして、テクノロジーの利用を減らそうという取り組みはさまざまあるだろうが、Envelopeは紙で包むだけなので、気軽に「スマホ断ち」ができるだろう。